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携帯ショップにて

 

ステイホームでスマホを触る時間も増える中、

妻が使っているiPhone7がいよいよ古くなってきたようで、不便なことも増えてきたそう…。

 

どうせならこれを機に乗り換えも検討してみようという話になり、

とりあえず、スーパーへの買い物ついでに最寄りのショップへ行くことにしました。

 

私もスマホや料金プランについてはかなり疎いので、

「店員さんにイチから教えてもらおう!」というスタンスで、足を踏み入れました。

 

「本日はどうされましたか〜??」

 

ニコニコと愛想の良いお兄さんが出てきました。

 

今の状況を伝えると、こうしましょう、

ああしましょうと色々と提案をしてくれたので、

2人でヘェ〜っと思いながら話を聞いていました。

 

ただ、今日はとりあえず話を聞きに来ただけ…。

この後の買い物もあることだし、資料だけ貰って帰ろうかと思ったその時、、、

 

「アレ?今日はお申し込みされないんスか?」

 

お兄さんが引き止めます。

ここで少しピリッとした空気に変わったというか、

さっきまでニコニコしていた顔も、何かギラついているような…。

 

「ちょっと一回考えます〜」と言い終えるかどうかのタイミング、

 

被せるように、

 

「今なら解約金もウチが持ちますよ!?」

「LINEアカウントの引き継ぎもやりますよ!?」

「わざわざ比べなくても他社のプランより絶対安いですよ!?」

 

とどめに、

 

「逆に何で今替えないのかが分からないッスねェ~~〜!?」とまで言われました…。

 

妻は百貨店で販売の仕事をしているのですが、

帰りに2人で、「あの接客は嫌だったな…」という話で強く共感しました。

 

しかもよくよく考えると、「解約金もウチが払う」とか、結構どこでもやっている特典のような…。

 

私は普段、求職者の方に求人を紹介する仕事をしています。

自分が紹介した求人を誰も受けてくれない……。

そんなことになれば確かに辛いですが、

あそこまで強い圧力で、ギラギラと追い詰められると、

こんな気持ちになるのか…と感じました。

 

それは携帯ショップのお兄さんが、私達の気持ちは置いてきぼりのまま、

あまりにも自分の気持ちだけを押し付けてきた、そんな風に感じたからだと思います。

 

私ももしかすると、そんな風に感じさせてしまうような紹介の仕方をしていないか…、

相手の気持ちや要望をしっかり理解したうえで、

素直に良いと思うものを、薦める。

悪いと思うものは、悪いと言う。

 

紹介される側の立場に立ってみて、改めてその大切さを知った1日でした。

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