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4歳の願い

 

「ママ、ぷぜれんとは、キュアニャミーの変身のやつがいい」

 

娘、4歳のお誕生日。

プレゼントは、プリキュアのメイクができる変身パクトをご所望です。

 

 

ふむふむ。承知しました。

 

さぁネットで注文!と思いきや、人気すぎてどこも売切れ。

トイザらス、家電量販店、その他にもおもちゃが売っていそうなところに電話してみたものの、

店員さん「問い合わせ多いんですけど、もうメーカーが生産してなくて…」とのこと。

 

 

そんなに人気キャラだったのか、キュアニャミー。

 

もう大阪で探すのは諦めて、地元で探そう。

近々来る母に買ってきてもらおう。

そう思い、色々電話をしてみましたが、まさかの地元も在庫なし。

 

 

動き出すのが遅かったか。

 

もっと早く買えばよかったのでは?と思うかもしれませんが、なんせ相手は4歳児。

今欲しくても、明日には別のおもちゃが欲しくなる、そんなお年頃です。

 

とりあえず、実家の両親に見つけたら買っといてください!とお願いしたところ、

なんと、私の父がGETしてくれました(孫パワーすご)。

 

それを娘に伝えると、

「あと、なんかいねたら、ばあばくる??」「きょう、ニャミーのやつもってくる?」と、

寝る前、朝起きてからの確認を欠かさず、その日を楽しみにしていました。

 

そしていよいよ母と久しぶりの対面です。

「ばあば!ニャミーは?」

おーい、まずは挨拶からでしょうが・・・

お礼もそこそこに、ルンルンで遊ぶ娘です。

ニャミーのようにアイシャドウを塗り、何度も鏡を確認します。

「ママみて!アイシャドウだよ!」

うんうん。可愛いね、でもおでこじゃなくて瞼に塗ろうね。

ああぁ!弟には塗らなくていいよ!ありがとう!

 

とりあえず好きに遊ばせていましたが、次第に娘のテンションが下がってきました。

 

どうしたのかと尋ねると、

 

 

「・・・変身できない。」

 

 

えっ・・・。

 

 

「ママ、ニャミーに変身できない・・・」

 

え~どうしよう。

 

私の母からの、フォローは任せたという無言のプレッシャーの中、

娘の純粋な気持ちを尊重しつつ、かつ変身できないそれっぽい理由を考えます(この間0.5秒)。

 

そしてひねり出した私の答えは

「ガルガル(敵の名前)が!ガルガルがいないからねぇ?」

 

娘「・・・・・・」

 

 

だめかぁ。いい答えだと思ったんだけどな。

 

とりあえず話題を逸らさねばと思い、

「あ、弟君もメイクしたいみたいだよ」と、テキトーな事を言い、

息子にアイシャドウを塗り、ちょっと面白い顔になってもらうことでその場をしのぎました。

本当にごめんね、息子よ。

 

そして次の日の朝。

「ママ、起きて。ガルガル見つけにいこう」と。

え?いや、まだ5時30分だから。ガルガルも寝てるわ。

 

どうやら一晩経って、私の答えが娘の心に絶妙に刺さってしまったようです。

嫌な予感がしてきました。

 

予想通り、ただでさえ遅い登園準備に、さらにメイクする時間が追加され、

やっとのことで自転車に乗ったかと思えば、

「ママ!あそこにガルガルがいるかもしれない!曲がって!」と、回り道をさせられることに・・・。

 

そんなわけで、毎朝のバタバタに「ガルガル探し」という新たなミッションが追加されました(泣)。

もし、自転車に乗りながら、「ガルガルー!」と叫んでいる親子を見かけましたら、

どうぞ温かい目で見守ってください。

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