現実逃避?
最近、引越しをしたのですが
「大阪で1番、緑の多いところがいいです。多少、不便でもいいので。」と
不動産屋さんに伝え、物件を探してもらいました。
不便なところでもいいなんて、珍しい方ですねなんて笑われたのですが
そういえばここ数年、週末はハイキングに出かけたり
天気が良ければ、お洒落なカフェよりも公園に行ったり
やたらと緑を求めている気がします。
先日は、箕面の滝にひとりで行き、10キロほど歩きました。
(観光地の紅葉シーズン、もちろん浮きました。)
なぜこんなに緑を求めているかというと、
わたしは岐阜県の山奥出身なので、年を重ねるごとに
育った環境に近いところを好むようになってきた?ということなのかもしれません。
余談ですが
・通学経路で熊に遭遇する可能性があるので、ランドセルには熊鈴をつけて登校
・保育園から中学校まで同級生はずっと同じメンバー14人
・コンビニまで車で30分
みたいな環境でした。
話は戻りますが、育った環境に近いとは言え、
田舎者みんながみんな、自然を好むというわけでもありませんし
なんなら東京都内は田舎者の集まりだというくらいですから
田舎で育った反動で、街へ出たい!と思うほうが、多数派な気はします。
わたしが『緑』に惹かれる理由は、別にあるのかもしれない・・
『緑』の効果について調べてみると、いろいろと出てきたのですが
わたしが気になったのは
ミシガン大学の心理学者カプラン(もちろんはじめて聞きました)による
「注意力回復理論」というやつです。
≪注意力回復理論≫
■方向性注意…1つのことに集中した状態
■選択性注意…注意が分散した状態
いわゆる勉強や仕事に集中しているときの状態が前者で、
五感全てで感じているような、複数の事柄に注意が分散されているのが後者。
この注意の切りかえが作用して
「自然の中で過ごすと、注意力が回復し、より集中できるようになる」
ということみたいです。
※ごめんなさい。めちゃくちゃ簡単に言っています。
気になる人は詳しく調べてみてください。
つまり、日々頑張るためにわたしは『緑』を追い求めていたのかも‥?
現実逃避とかじゃなく、すごくポジティブな結論に至り、安心しています。
そして、カプランはこんなことも唱えています。
「自然の風景写真を見る」だけでも効果が得られる。と‥
わざわざ行かんでもいいんかい。
ちょっとだけ、スピリチュアル的な匂いもしてきましたが
自然の風景はスマホに撮り溜めているので
疲れてしまったときや上手くいかないときは、これを信じて時々見返そうと思います。
もしわたしがスマホの画面を、ぼーっと見つめていることがあれば
色々察して、優しくしてくださいね。