手料理
我が家では、ありがたいことに毎日妻がごはんを作ってくれます。
妻は料理が好きで、
実家で暮らしていた頃も毎週2日は家族全員の晩ごはんを担当していたため
料理が上手で、且つ味付けも濃い目でちょうど良く、
しっかり胃袋を掴まれています。
一方、私の料理歴は
・独身の頃はインスタントの好きなもの(ほぼラーメン)を食べる生活を満喫
・学生時代にバイトで作っていた「三つ葉と舞茸の和風パスタ」は自信あり(レシピ丸パクリ)
・小学生のときに調理実習で作った「野菜炒め」も自信あり
というレベル。
以前、妻が仕事で私は休みだった日、
たまには料理をしよう!と突然思い立ち、サプライズで晩ごはんを作りました。
メニューは、
・鳥と茄子の煮物(なんとなく食べたかった)
・アボカドとマグロのサラダ(テレビで似たようなのをたまたま見た)
の2つ。
近所のスーパーへ買い物に行き、順調に料理は進んで完成!
仕事から帰ってきた妻はサプライズにとても喜んでくれて、
私の手料理を食べ始めました。
が、何か様子がおかしい。
なかなか箸が進んでいません。
私「煮物の味どう?」
妻「(恐る恐る)味見ってしたよな?」
一口食べてみると、びっくり!何も味がしません。
いろいろな調味料を入れたにもかかわらず、全く味がありません。
次にサラダを食べると、
妻「このブロッコリーって生?」
私「もちろん生やで!」
妻「このアボカドどうしたん?」
私「一番きれいな色のやつ買ってきたら、なんでかわからんけどめっちゃ硬かったねん。アボカドって切るの大変なんやな~(笑)」
妻「あ~…(察し)」
私「え?」
妻「何見て作ったん?」
私「何も見てないで!勘と経験を頼りに作った」
妻「え!?」
【学んだこと】
・料理は味見をする
・煮物は味が染み込むのに時間がかかる
・ブロッコリーは茹でる
・アボカドは色の黒いものを選ぶ
なぜか料理ができると思い込んでいましたが、
私は料理のことを何も知らなかったようです。
それでも妻は「作ってくれてありがとう」と言いながら
私の作った料理をリメイクし、おいしく仕上げてくれました。
私はサプライズのときの勢いはなくなり、「ごめん」としか言えず。
それ以降、私の手料理が食卓に並んだことはありません…