住めば都か
夫「この部屋あと3ヵ月で引っ越さなあかん」
あ~~~~やっぱりそうか…。
やっぱり、というのも今の家は家主が関西を離れる2~3年の間だけ、
格安で借りられるという、そんな条件付きの家だからです。
まあ夫婦二人ならひょいひょいと次の家を探せますが、娘の保育園の都合もあり、
何がなんでもこのエリアで次の家を探さなければなりません。
そろそろ家主が戻ってくるだろうと踏んでいた夫は、
ずっとこのエリアの賃貸情報をみていたようですが、いい物件が見つからない様子です。
そんなある日、夫からのLINE。
…。
…買おう??え?いやいや、これ分譲マンション!(ちなみに中古です)
そんで安くもないけどな。
夫曰く、ローンを組むことにはなるが今よりも家賃は安くなること、
ローン控除やら行政からの助成金で節税もできること、
将来的にもこの選択がベストだと力説されました。
いや~~~ちょっと待ってくれ。
仮にそうだとしても、よし、じゃあ買っちゃおう!と即決することはできません。
だって、家を買う=この土地でずっと暮らしていくということが、ほぼ確定するわけです。
いや、私4年前に大阪に来たばっかりだし、地元は飛行機の距離だし、友達いないし、
関西弁も風習も文化もよくわかんないんだけど…という、私の気持ちは置いてけぼりで、
夫はどんどん不動産屋と話をすすめ、あーだのこーだの言いながら、住宅ローンについて調べ始めます。
そんな夫をぼけーっと見ながら、
あ~いつか夫と子供を連れて地元に帰りたかったなぁとか、
海の見える家に住みたかったなぁとか、
密かに企んでいたことがあれこれ浮かんできますが、
もうここまで来たら覚悟を決めるしかなさそうです。
という訳で、ありきたりですが髪をバッサリ切りました。
これで覚悟できたような気がしま…す。多分。
ベランダからオフィスビルしか見えなくても、きっと住めば都…
いつかは都になるはずです。
いや、ここを都にしてやるぜという精神で過ごしていくことにします。