スマホ紛失事件
昨日の事です。
今、私は車通勤をしているのですが、家(マンションです)に帰り、
駐車場に車を停めて、エレベーターに乗ろうとした際に違和感を覚えました。
「なんとなく、カバンが軽いなぁ~」
なんでだろう、とカバンの中を確認したところ、スマホが見当たりません!
きっと車の中に忘れたんだなと思い、駐車場へ引き返し、車の中を探しましたが、見当たりません。
ない!
スマホがない!
えーっと。
こういう場合どうすればいいんだろう?
落ち着け。
まずは探そう。
さっきまでどこにいた?
そうだ、あそこのミニショッピングモール的な施設に寄ったな。
あ、そこでスマホを触った覚えがある。
急いで車に乗り込み、その施設まで走ります。
焦って、スピードを出してしまいそうになるのを抑えながら。
施設に着き、さっき歩いた場所を探しますが、見当たりません。
サービスカウンター的なものはあるのか?
・・・小さな施設なので、それさえも見つけられません。
仕方ないので、目の前にあったスポーツショップに入り、お店の方に話しかけてみました。
「すみません、こちらの施設のサービスカウンターはどこにありますか?」
「ここには、そういうのないんですよ。どうされました?」
「実はスマホを落としてしまって」
「うーん、そういう事なら守衛室かもしれませんね。
守衛室は、ここを右に行って、その奥にありますよ」
「ありがとうございます、行ってみます」
早速守衛室に行き、スマホの落し物は届いてないか尋ねてみましたが、届いてないとの事。
次の手が思いつかず、守衛室の前で途方に暮れていたら、
先ほどのスポーツショップの方が守衛室まで来てくれました。
「届いていましたか?」
「・・いえ、残念ながら」
「では、ウチの店から、あなたのスマホに電話をかけてみましょうか?」
おお!
その手があったか。
ありがたい。
その方と、お店に戻り、店の電話から私の携帯に電話をかけてみます。
呼び出し音がなります。
頼む。拾った人、電話に出てくれ。
が、願いも空しく、誰も電話に出てくれません。
「出ませんか?」
お店の方は心配そうに声をかけてくれます。
でも、これ以上この親切な方に甘えるわけにもいきません。
「いろいろと本当にありがとうございました。最後に一つだけお願いがあります。
一番近い交番の場所を教えてもらえないでしょうか?」
「それなら、ここですよ」と地図を持ってきて教えてくれました。
丁重にお礼を言い、再度車に乗って交番に向かいます。
こういう時こそ、運転は慎重に、と思いながらも心ここにあらず状態です。
明日、取引先と電話でやりとりをする約束をしていたな・・・
どうすればいいのかなぁ
取引先の携帯番号、どこかにメモってた?
・・・スマホの中だ!
週末のゴルフは何時からだったかな?
えーっと、
・・・スマホの中だ!
あ~~~~~~~~~~~
もう俺は、誰とも連絡をとれないのか?
スマホがわが手の中にあった、1時間前に戻れないものか?
「時を戻そう」
いやいやいや。
つまらないギャグを言ってる場合じゃない!
そうこうするうちに、交番に着きました。
が、何故か、交番には人の気配がありません。
なんとなく、閉鎖してしまった気配があります。
仕方ない、警察署に行ってみよう。
と、再度車に乗ろうと、ドアを開けたその時。
運転席の後に光るものが!
そう、スマホが落ちていました。
私の愛しのスマホです。
探し求めていた、あのスマホです。
良かった~~
振り返ってみれば、最初に車の中をちゃんと探しておけばよかったのに、
と自分のアホさ加減に情けなくもなりましたが、
今はそれよりも、スマホが見つかった喜びでいっぱいです。
私のスマホには、見知らぬ番号からの着信履歴が3件ありました。
先ほどの親切なスポーツショップの番号です。
私が、自分で1回かけた後に、あの親切な方は更に2回電話をかけてくれていたようです。
早速、その番号に電話をして、スマホが見つかった旨をお伝えしました。
先ほどの親切な方は接客中という事でしたので、
くれぐれもよろしくお伝えください、とお願いしました。
あの親切な方には、改めて菓子折りを持ってお礼に行くつもりです。
ただ、その際に、その方に「どこにありましたか?」と聞かれた場合、
実は車の中にありました、とは言いづらいような気が・・・
でも、交番にありました、って嘘をつくのも良くないよな~
どちらで答えるのかを、まだ若干迷ってはいますが、
「スマホ紛失事件」ほぼ解決です。