身分証明書のおはなし
20代最後の年、「今年中に自動車免許を取得するぞ!」と意気込んでいたのですが、
結局出かけたら酒飲むよねと言い訳を続けて早2年…。
コマ無し自転車に乗れるようになったあの日で進化は止まり、もう少しで31歳を迎えます。
求職者の方との面談では、免許の有無・運転の可否についても伺います。
しばらく運転から離れている方は「恥ずかしながらペーパードライバーで」と恐縮されることが多いのですが、
もはや恥ずかしさもない私は「私は免許すら持っていません!アハハ」と元気に伝え、
場が和むこともあれば、変な空気になることもあります。
あれこれ言いつつも、どうやら心の中では早々に自動車免許を諦めていたのか、
身分証明に困らないよう2017年にはマイナンバーカードを取得済み。
それまでは保険証と住所記載の郵便物で何とかしのいでいましたが、
どうやら<住所を証明するに値する郵便物>とそうでないものがあるらしく、出戻りも度々…。
ごちゃごちゃしているのを人に見られる恥ずかしさ、もう少しスマートに対応したい、
という思いから早々に取得しました。
当時は純粋に身分を証明するためだったので、結果的にマイナポイントまで付与され、
私的にはラッキーです。棚から牡丹餅ってマイナポイントの話だったんですね!
実際、取得してしばらくは、
受付の人「身分証明のご提示をお願いします」
私「(マイナンバーカード提示)」
受付の人「・・・」
私「・・・(身分証明的なものを自作しているやばいやつと思われてるかも)
これ!マイナンバーカードなんです!自動車免許持ってなくって!すみません!」
と全くスマートでは無く、一言多い変なやつになりがちで大変でしたが、
今となっては強い味方です。
というわけで悠々自適な日々を送っていましたが、
先日夫がスマホの機種変をするために、
家の中で<住所を証明するに値する郵便物>を探し回っていました。
結局それっぽいものが見つからず、テキトウな郵便物を持参するも撃沈し、
膨張して破裂しそうなスマホをしばらく使い続けていました。
その後マイナンバーカードを取得し、無事に機種変更できたのですが、
みなさんお気づきでしょうか…我が家は夫婦ともに自動車免許を持っていないのです…
(怖いはなしでした。完)