心優しい巨人の妄想話
私は17匹の爬虫類・両生類と共に生活しています。
お休みの日、彼らをじぃっと眺めては思うのです。
「この小さな生き物たち…普段何を考えているんや…」
・ケージ内を掃除していると寄ってくるヤモリたち
・水を替えると必ずチェックしにくるお蛇
・私と目が合うとブチギレるカメレオン
(ただしイチゴやスイカを見せると
態度を一変させてにじり寄ってきます)
これらの行動、何となくの感情は予想できますが、
真意はわからないものです。
なので、勝手に自分視点に置き換えて考えてみました。
■私がみんなのケージを覗き込む行為
”部屋の窓の外から巨人が覗き込んでニヤニヤしている”
■掃除のために違うケージへ移動させる行為
”いきなり部屋の中に巨大な手が入って来て、
体を持ち上げられ、謎の小部屋に移動させられる”
うーん。シンプルに嫌ですね。
謎の巨人が自分の陣地をいじくったり、
覗きこんできたり。ほぼホラーです。
普通に考えると身の危険を感じます。
しかし、その巨人は何故かわからないけど、
せっせと我が家の飲み水を入替え、
栄養たっぷりのご飯を持ってくる。
さらには部屋を適温に管理して、
汚れがあれば掃除までしている。
しかも大抵の場合、嬉しそうにニヤニヤしている。
(以降、我が家に連れてこられた爬虫類が、
謎の巨人の存在を受け入れるまでの気持ち)
…アラ?怪しい奴に変わりは無いけれど、
もしかしたら悪い奴では無いのかも。
ニヤニヤした顔で覗き込まれるのは不快だけど、
危害は無さそうだから放っておこうかな。
ところでさっさとご飯持ってこないかしら。
(爬虫類の気持ち、おわり)
※こんな感じだったら良いな、
という希望的解釈のみでお届けしています。
「懐かないけど慣れる」と言われる爬虫類。
もしかしたらこんな感じなのかな??
という妄想は自由ですよね。