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心のバイブル

 

霜田明寛『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)

たまたま入った本屋で見つけた1冊。これは嵐ファンとしては読まざるを得ない…

もはや使命感すら覚え、手に取った本です。

                                        

著者はジャニーズオタクとしては珍しい34歳男性。9歳の頃SMAPに憧れ、

15歳でジャニーズ事務所に応募するも返事はなく、今もその返事を待ち続けている…

そんな著者が執筆したのがこの「ジャニーズは努力が9割」。

 

いやいや、ジャニーズって所詮顔だけでしょ、なんて思った人にこそ読んでほしいと思います。

 

本書では、今を時めく16人のジャニーズを7つのタイプに分け、

彼らを成功に導いた「努力」とはどのようなものかを分析しています。

 

例えばSMAP中居くん。司会業で引っ張りだこですが、実は彼自身、話すのは苦手な分野なのだそう。

アドリブにみえるその会話術は、何度も何度もシミュレーションを重ね、ゲストの資料はもちろん、

電話帳程厚みのある台本を全て頭に入れておくというという綿密な準備の賜物だそうです。

 

続いてV6岡田くん。14歳という若さでデビューし、才能ある人たちに囲まれて過ごした彼は、周囲との差を早くから自覚し、若いうちから勉強しないと、と覚悟を決めます。

そして1日3本の映画鑑賞と本1冊読むことを日課とし、V6としての多忙な活動の傍ら、ひたすら学び続け、その読書の幅は哲学書や、古事記にまで広がります。俳優としても活躍できるのは、このインプット量のおかげなのでしょうか。まさにこの本のタイトル、努力が9割を体現しています!

 

 

す…すごいぞ、プロフェッショナル集団ジャニーズ事務所!

私にもっと語彙力があれば、その凄さをお届けできるのですが・・・(笑) 

気になる方は是非読んでみてください!

 

ちなみに取り上げられた16人に共通することは、どの人物も声を大にして「こんな努力をしてきました!」とは言わない謙虚な姿勢です。というのも、自分に足りないものを補おうとか、理想像に近づくためにこうしようと「自然に」とった行動で、そもそもそれが努力だとは思っていないのです。

つまり自分が努力していると思っているうちは、それは努力と言えないのかもしれません。

プロってすごいですね…

 

だから本物のプロは「努力」という言葉をあまり使わないんだな、と気がつきました。

ということで、私も今日で中途半端な努力アピールやめようと思います(笑)

そしてこの本を心のバイブルに、転職エージェントとして、キャリアエンジンの一員として、

謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいこうと思います!

 

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