夫が事故 = 塞翁が馬
先日、子供と遊んでいると、
趣味のロードバイクで出掛けていた夫から
LINEがありました。
「車に轢かれ、救急車で運ばれる」
とのこと。
後から聞いた話によると、
TVでよくみる事故シーンのように
車のボンネットにボーン!と乗りあげて、
派手に道へ投げ出された様子。
LINEを送れるくらいなら大丈夫だろうと思い、
息子に
「パパ、車にひかれたんやってさー」
と伝えると、
「パパ死んだんー?!?!」
「すぐ出発する!探しに行くー!」
「通ったかもしれへん道を全部探すー!」
「パーパー!パーパー!」 と
間髪入れずに叫びはじめ、大大大号泣!
「大丈夫やで」
という私の声が全く届かないほどの大錯乱状態に。
やっと
「パパは生きてるで」
という声が届いて落ち着きましたが、
あまりの取り乱しようにこちらもかなり動揺し、
配慮のない伝え方をしてしまったことを深く後悔しました。
と同時に、
普段はほぼ腹が立つことしかなく、
同じ空間にいるのが嫌だと思うことも多々ありますが、
今回の件で、息子には夫が必要なのだと痛感しました。
また、少し前はお葬式に参列しても
いまいちその意味を理解出来ていなかった子が、
生死について理解出来るように成長したことを知りました。
命に関わる事故ではなかったので、
こんな風にブログに書くことが出来るのかもしれませんが、、
【 塞翁が馬 -さいおうがうま- 】
人生の幸・不幸は予測しがたく、幸運も喜ぶに足らず、
不幸もまた悲しむにあたらないとのたとえ。
(参照 : コトバンク)
という、このことわざが
今の自分に妙にしっくりくる出来事でした。