周囲からの印象
高校時代の卒業文集だったと思うのですが、色んな質問項目が書かれたクラスアンケートが配布され、そのお題に一番しっくりくる人を投票して順位をつけるというイベントがありました。
例えば「可愛い/モテそうなのは誰だと思いますか?」「クラスの人気者と言えば?」というような質問に、1~3位まで選出して匿名で投票、その結果を卒業文集で発表!みたいなやつです。
クラス内で印象が薄ければ名前が挙がる事もなく、人気がある人や目立つ人は随所にランクイン。
今思えば、クラス内でのポジションが一目瞭然となる、なかなか残酷なシステムですよね。
当時の私は「主人公の背景で友だちと話しているモブ」みたいなポジションだったので、自分とは無関係なイベントだなぁと考えつつ、割と真面目にそのアンケートに答えました。
そんなこんなで卒業間近、出来上がった卒業文集が配布されました。
案の定、人気者や可愛いモテ子、秀才たちがメインでランクインしており、ある程度予想通りの結果を眺めていると、なんと、とある項目で自分の名前を発見しました。
「無人島でも生き残れそうな人 第2位」
・・・え?なんで?
謎に3位を抑えて2位に君臨してしまっている上に、唯一のランクイン項目。他の印象無いんかい。
そして何よりも、すごく嫌な気分にもならないし、かといってすごく嬉しいわけでもない、この行き場のない思い。
今になって考えてみると、これって『「あの人なら生き残れそう」というイメージ枠に私を思い浮かべたクラスメイトが複数名居た』ということですよね。ちなみに1クラスあたり男女混合で40人くらい居たので、その中から2位という順位を得る事の難しさってまぁまぁだと思うんですが。私はいつの間に、何をやらかしてしまったのか。
印象と言えば余談ではありますが、大学生の頃、初対面の人に「タスマニアデビルっぽいですね」と言われたことをたまに思い出します。
そもそも無人島でも生き残れそうな人ってどんな人なのか?
一応補足しておきますが、T〇KI〇の大ファンだった、とかではありませんし、実家が農家とかでもありません。部活は帰宅部のようなマイナーな文科系部活。運動神経も良い方では無いので、体育でバリバリ活躍していた等の事実も無し。もちろんサバイバルが趣味なわけでもありません。
高校時代の思い出と言えば、英語の構文にリズムをつけて、友だちとテスト前に一緒に歌っていたこととか、休み時間の度にチョコチップスナックをかじっていたこととか、そんなささやかな思い出しかありません。
あ、そういえば3年生時の学園祭のクラス演劇で、劇に出演したくないがために大道具係をしていました。段ボールとかで色々と作ってましたし。もしかしてそれでしょうか?いや、でも別に一人で担当していたわけでもリーダーをしていたわけでもないですし。じゃあやっぱりなんでやねん。
この謎はもはや永遠に解けることはありませんので、これくらいにしておきます。
もしも、ですけど。今も無人島で生き残れそうな空気感が漂っていたら「そういうとこやで」って教えてください。