令和版サザエさん的な
夕飯作りが面倒臭くなったときは、大体うどん屋さんへ行きます。
保育園の帰り道、「今日はうどん食べに行こう」と娘に伝えると、
「うどんちゅるちゅる~!?いいよー!」と元気に返事をしてくれます。
帰りはいつも公園に寄り道したがるのですが、うどんと聞けば公園には目もくれず、
うどん屋さんへまっしぐらです。
肉うどんとかぼちゃの天ぷらを選んでいざお会計。
スマホ決済でピッピとな!と画面を店員さんに向けると、突然スマホが真っ暗に。
店員さん・私「あっ・・・」
そうです。充電切れです。
まずい。財布もっていない…。
あ!スマホケースにPitapa挟んでた!!!いくらか残っていたはず!頼んだぞPitapa!
機械「ピーーーーー(エラー音)」
願い虚しく残高不足です。
私「あっ!天ぷら抜いたらいけますかね!?」
店員さん「やってみます!」
機械「ピーーーーー(エラー音)」
うーわ、恥っず…。
もう私には何の手段も残っていません。変な汗をかきながら、
私「すみません、お財布を忘れたので家に取りに帰っていいですか。すぐ近くです!5分で戻ります!!!!」
店員さん「あ、大丈夫ですよ。うどん伸びちゃうので作り直しておきますね」とのこと。
え・・・神対応・・・。
家にお財布を取りに帰ろうとしましたが、問題は娘です。
やっと目の前に大好きなうどんが来たのに、店を出ようとする私に大激怒。
「う゛どん゛!!!たべたかったのに!!」と大号泣。
仕方がないので、娘を抱きかかえ商店街を早歩き。
どうにかお店に戻り、店員さんにお礼を言い、
作り直した分も会計にいれてください。と伝えるも、全然大丈夫ですよ。と言ってくれました。
最後はセルフサービスのお店にも関らず、テーブルまで食事を運んでくださり、
その優しさにうるうるしながら、娘とうどんを食べていたところ、
「あ、やっぱり(娘の名前)ちゃんのママだ」
まさかの同じクラスのママ登場。後ろにパパと息子くんもおるやん。
「なんか、バタバタしてたっぽいから声かけられなくて~。」とのこと。
いや、あの恥ずかしい場面見てたんかい。しかも家族で。
まさかの遭遇に焦ってしまい、状況を聞かれもしないのに、べらべらと早口で、
「お財布忘れちゃって~、天ぷら抜いてもダメでした~ワハハハ!」などと、
どうでもいいことまで説明してしまいました。
あまり喋ったこともない人から、急にドジ話を聞かされてどんな気持ちだったでしょうか。
それでもママは「え~そうなんだ~」と一緒に笑ってくれましたが、
少しひきつった笑顔が心に残っています。
恐らくこれで私のママ友作りの道は遠のきましたのが、
どうか子ども同士だけでも仲良くしてくれることを願います。