どうでもいいけど
読書が好きで、小説以外(ノンフィクションはOK)は、割とどんなジャンルでも読みます。
昔は、著名人や経営者など、いわゆる成功者がどうやって成功したか、みたいな本が好きでしたが、
最近はそれも飽きてきて、ちょっと方向性が変わってきました。
先週、2冊ほど読み終えたのがこちら。
・寂聴 九十七歳の遺言 (著:瀬戸内寂聴)
・生物はなぜ死ぬのか (著:小林武彦)
タイトルだけ見ると、病んでいると思われるかもしれませんが、元気です(笑)。
まず、近所の本屋さんでおすすめ著書として紹介されていた
「寂聴 九十七歳の遺言」に興味を持ち買おうとしたのですが、
どうせなら、宗教的な教えやどう生きるか的なソフト面だけではなく、
ハード面の知識もほしいなぁと思い、
めちゃくちゃ分かりやすいタイトルに惹かれ2冊一緒に読むことにしました。
読んでみて、寂聴さんのほうは、良くも悪くも想像通りというか、普通に楽しく読めました。
問題は、2冊目です。
生物・人類の誕生の話。生物には色々な死に方があり
(例えば、食べられて死ぬという死に方・細菌的死に方・昆虫的死に方・ネズミ的死に方など)、
それらは全て進化の為に必要だということ。
ヒトの体内にも、わざわざ細胞を死なせるプログラムが遺伝子レベルで組み込まれているということ。
さらには、生物学的観点から、死なないAIとどう付き合っていくか、などなど。
途中、RNAプライマーやらテロノアやら、
なんのこっちゃ的な専門用語が出てくる部分はすっ飛ばしましたが、
こんな内容の本は初めて読んだので、ちょっと頭良くなった感が半端なく、満足しました(笑)
暑い夏の日の午後、麦茶を飲みながら、
「豊かな感情と高い知能を持つヒトだからこそ、自然に抗おうとし、でも決して抗えないことへの救いとして、宗教が存在するのだなぁ。」と、
「あ、これ、ブログに書こうかなぁ。でも読んだ人から引かれるだろうなぁ。」と、
「え、私、気持ち悪いかなぁ。」と、色々思いあぐねましたが、
結局休日にマニアックな本を読んで過ごしているので他にネタがなく、ここに披露することとなりました。
ちなみに、私は無宗教です。