『トンデモ彼氏図鑑』
最近めっきり恋愛から遠のいてしまい、会社の飲み会で面白いネタが披露できないので
これまでにお付き合いをした中で、特に印象に残っている方々をここでご紹介したいと思います。
【エコバッグ持ちたくない男】
コロナ禍で出会い、お付き合いを始めた彼。
外食は感染のリスクが高まるし、おうちデートにしよう、わたしがごはんつくるよ!
ということで平日夜、彼の仕事が終わる時間に合わせてごはんを作りました。健気。
付き合いたてでお酒の好みがわからなかったので
お酒だけ一緒に買いに行こう、と近所のスーパーで待ち合わせをしました。
ごはんのあとにアイス食べたいね、という話になり、ショーケースの前へ。
1つ買って2人で一緒に食べよう、ということで何にするか選び始めました。
彼「何が好き?」
わたし「ハーゲンダッツ!」(即答)
彼「そうなんだ~俺は爽が好き」
わたし「へ~爽ってあんまり食べたことないな~(ハーゲンダッツ食べたい)」
彼「おいしいよ!爽にしよう!」
わたし「…いいよ!」
若干強引に自分の好きな爽に決定する彼に、多少の違和感はありました。
でも、好きな人が好きなものを、自分も好きになりたい。乙女心です。
帰宅後、わたしの手料理と爽を食べ、彼はとても満足してくれたようでした。
週末の予定が合わないため、翌週も同様におうちデートの約束をし
同じようにスーパーで待ち合わせをしました。
また、アイス食べたいね、という話になり、ショーケースの前へ。
1つ買って2人で一緒に食べよう、ということで何にするか選び始めます。
ここまで、先週と全く同じです。
彼「何にする?」
わたし「ハーゲンダッツ!」(即答)
彼「え~爽がいいよ」
は?
先週はわたしが譲ったから、今週は自分が譲ってハーゲンダッツにしようとかないのか?
そもそも、好きな人が好きなものを知りたいとか、
好きな人には好きなものを食べて喜んでほしいとか、そういう発想はないのか?
この話を人にすると、2つ買えばよくない?と言われるのですが
そういう問題ではないのです。
いや、どちらかが2つ買うという提案をすれば、それでもよかったかもしれない。
でも、2人の間で、1つだけ買うというのを前提とした話なんです。
わたし「ハーゲンダッツがいい~(何で譲らない?)」
彼「え~爽にしようよ~」
わたし「……わたしがごはん作ったから、デザートもわたしが決めます」
強行採決を行い、ハーゲンダッツに決定しました。
ここまでだったらまだ受け入れられたと思います。
その後、レジを済ませ、わたしが持参したエコバッグにお酒とアイスを入れ
お店を出ようと思ったのですが
一向にわたしが持っているエコバッグを持とうとする気配がない。
荷物は必ず男子が持つべし!と思っているわけではないです。
大して重いわけでもないし。
でも、お互い手ぶらだし。
どういう反応をするのかと思い、ちょっと甘えた感じで
「持って~」とエコバッグを渡したときの彼の返答が衝撃的でした。
「俺がピンクのエコバッグ持つの、変じゃない?」
マジかよ。
わたしが持参したエコバッグがピンク色だから持ちたくないとのことでした。
彼女に荷物を持たせて自分は手ぶら、という方がよっぽど見栄えが悪いんじゃないかと
昭和生まれのわたしは思ってしまうのですが、どうでしょうか。
いま思えば、もしかしたら、
ジェンダーフリーなこの時代、荷物なんてどっちが持ってもいいよね!
という最先端な考えの人だったのかもしれない。
いや、それならピンクとか関係ないだろ。
じゃあ黄色は?緑は?紫だったらどっちが持つ?と聞いてみればよかったです。
割愛させていただきますが、この前後にも理解しがたい言動が多々あり
でも当初は結構好きだったので
別れるかどうか悩みに悩み過ぎて、わたし、突発性の難聴になりました。
ご興味あれば、そのときの話はコチラ↓
https://www.career-enjin.co.jp/%e8%80%b3%e3%81%ae%e8%a9%b1/
耳聴こえなくなるくらいなら別れよう、とすぐに決断できました。
図鑑にしようと思っていたくらいなので、本当はあと数人ご紹介したかったのですが
当時の気持ちが蘇り、つらつらと綴ってしまいました。
また次の機会があればご紹介させていただきます。