「餃子から学んだ「スタンダードかつベスト」ということについて」
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スタンダード【standard】
標準的であるさま。 「 -なスタイル」 「 -になる」
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引用元:三省堂 大辞林 第三版
食欲の秋!
秋らしい食べ物はたくさんありますが、今回は私が大好きな餃子の話をします。
普通に餃子が好きだった学生時代、京都の有名店「ミスター・ギョーザ」を訪問しました。
行列に並び、やっと入った店内はニンニクの匂いが漂い、壁にはシンプルなメニュー…
隣のお客さんを真似て、餃子のみを注文し、大人しく餃子を待つ。
すぐに運ばれてきた餃子は見るからにパンチがあってジューシーで、
一口食べると予想を裏切らない美味しさ。ほとんど反射で「うっまー!」と声をあげ、
ニコニコしていました。
「王将の餃子みたい!」(ニコニコ)
二言目に出た私の発言で、友人と私の箸が止まりました。
今思えば(というか客観的に聞くと)皮肉のようですが、
「ミスター・ギョーザって期待していたより普通の味だね」ということではなく、
「王将みたいで、かなり美味しい」という意味の発言です。
店を出て餃子談義をする中で、私たちは、
特別な餃子を食べたことで、スタンダードだった王将の餃子が、
「スタンダードかつベスト」な存在になったんだ!という結論に至りました。
(そこからは王将狂い。ポイントを貯めてぎょうざ倶楽部会員カードを手に入れ、王将目覚まし時計をゲットした上に、プレミアム会員カードにまでグレードアップさせたことがあります。)
変な話になってしまいましたが、
このことを通して、当たり前ですが標準的=平均的ではないこと(何となく、王将の餃子が餃子の平均だと思い込んでいました)、人によって「標準」に求めるレベルは異なること、安定したサービスを提供するには特別なことより基本のレベルアップが大切(基本があるからその先の工夫が光る)等、改めていろいろと感じるところがありました。
もはや「王将の店員さんかな?」かと思われそうな熱量で語りましたが、
私はキャリアアドバイザーとして、求職者の方々の人生の節目に関わる仕事をしています。
転職という大きなイベントに携わるだけでなく、
求職者の方々の「転職後の日常」をより良いものにするために、
普通だけどレベルが高い「スタンダードかつベスト」な存在を目指してこれからも頑張ります!